No doubt!!!!!

関西の”8人の小人”と紡ぐFunkyな日々

ジャニヲタ はじめての劇 団四 季

むかしむかし、あるところに、ありとあらゆる劇場にお邪魔しておきながら、劇団四 季を観たことのない小娘(というのもそろそろ限界があるいい大人)がいました。

 

納屋橋で飲んだ際「新名古屋ミュージカル劇場」を目にし「ほうほう、ここが劇団四季の劇場かー。意外と名駅から近いのねー。いつか1回は行ってみたい」などと思ったもののそれから数年経ってもなかなか一歩が踏み出せずここまで来てしまいました。

 

名古屋に住んでいながらも、これまで何度か学校での優待チケット販売・会社の福利厚生と様々なチャンスがありながらも、「いつか行けたらいいな」と悠長なことを言っていたら、今回の「オペラ座の怪人」をもって現在の「新名古屋ミュージカル劇場」での公演は終了する*1との情報を得ました。

とはいえ劇団四季のお作法もよくわからないしなんとなく敷居が高い気がしていたし、そもそもチケットの取り方も分からず*2で行くのを諦めていたのですが

今回たまたまご縁がありお邪魔する運びとなりました。

 

というわけで名古屋ミュージカル劇場どん!!!

写真加工の関係で順番が前後しますが、右の写真は入場後ロビーにあったオブジェ。

 

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オブジェ見て「わあ~これジャニワ(初演)で2階席入り口で見たようなやつだー。さすが四季様、スケールが違う。ははーん、ジャニワ懐かしいー。帝劇また行きたいなー」と一人そわそわしてました。本当にどうしようもない。

 
 
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左のチケットを入場時にQRコード(飛行機搭乗口みたいな機械)にピッ!とかざすと目線の先の機械からちょっとした紙が出てきました。アンケート用紙かしら?などと思って見てみたら右のような座席案内でした。親切!!!!
 
しかし当方ジャニヲタ。チケットを受け取った時点でだいたいの座席と入場扉の目安はついていた為、瞬時に「え?この紙わざわざ出す必要ある?座席表劇場入り口前に貼ってあったけど?」などと講釈交じりの脳内ツッコミをかましてしまいました。
 
なんなら当日チケット発券だったんだけど、前日に座席表をなんとなくチェックしていたので一緒に行った友人の番号を見て「あ、そこ通路横じゃん」と無意識に発してしまい自分の気持ち悪さに盛大に引きました。
 
 
入口ゲートを通る際にいただいたのが今回の「オペラ座の怪人」と次回作「リトルマーメイド」のフライヤー。
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「四季の会」入会案内も入ってて、「きっと高尚な劇団四季のファンクラブ(?)、お高いんでしょう?」と思ったら入会金1.500円、年会費2,000円と!思ったより良心的でびっくりぽん。
幕間にはロビーのテレビに他会場他公演のCMが連続して流れていて危うく「アラジン観たいー。東京大阪くらいなら全然遠征できるーむしろ遠征じゃないー。」などとふと考えていました。ジャニヲタのフットワークの軽さがあだになるところだった。 
 
 
本編については私の勉強不足もあって、ただただ「スゴかった・・・」としか言いようがありませんでした。教養と時間がなくて「オペラ座の怪人」がそもそもどんなお話しか把握できていなかったので物語についていけなかったのがとても悔しい。自分の準備不足を呪いたい。
日頃ノリと勢いと矛盾が織りなすショーマストゴーオンの世界ばかり見てきて「物語性なんて求めてない、とりあえず私は今回の××(曲)に7000円払ってるんだ!」という精神が確立してしまったので、今回も途中から「ストーリーはあとで映画で復習するとして、とりあえずパフォーマンスに集中しよう」と意識し、観劇しました。
そのせいか超感動作との呼び声高いこの演目、周りで泣いているお客さんもたくさんいらしたにも関わらず「マスカレードが一番好きかなー。いやー、やっぱ大階段ってどの現場で見ても感動するわー。鳥肌ものだわ―。なんなんだろうねこの大階段のオールスター感謝祭感。たまらんわー。わー、クリパ戻りたいー。Secretcode観たいー。DREAM GIRLSでテッペン取る今江くんが観たい―。今江くんの高速階段降りが観たいー。演技してるfunkyちゃんたちはやく観たいなー。あーANOTHERはやく・・・・」という下世話な感想を抱いてしまいました。本当に感性が歪んでるし、素直さが枯れている。申し訳ない・・・・・
 
とはいえ、衣装もセットも、キャストの方々のポテンシャルの高さ*3も何もかもがただただ素晴らしくて、私の思考回路で処理が全く追いつかなかったくらい。人間ってこんなにもすごいものが作れるんだなあ、と感激しました。今回はただの社会見学みたいな観劇になってしまったけれど、何回か何作か観てみたらミュージカルというものの本来の良さ、観方が分かってくるのかな?とも思いました。
たまにはこういう高尚な芸術に触れるのもいいんじゃないかなって。
実は高校生の頃から「鹿鳴館」が観てみたいと思い続けてきたので、今回の四季デビューでミュージカルへの敷居も少し低く感じられるようになったので、いつか「鹿鳴館」再演のときには観に行けたらいいなーと思っています。
 
これを機にジャニヲタから四季ヲタに異動できるかなーなんて思ったけど甘かった。高尚な芸術に触れ、感性を磨いてもらったような気がしながらも「同じ(時にそれ以上の)お金を払っても、ジャニーズのちょっと抜けててよくわかんない舞台の方が私の性に合ってるしそのちょっとズレた世界観がたまらなく愛おしいんだよなー。」と恥ずかしながらもジャニーズの舞台を恋しく思いました。

それ以上に世界観も土壌も全然違うのに「はやくfunky8のパフォーマンスが観たい!」とうずうずしたりもして。なんで違う現場で観たものに感銘受けて自ユニのこと考えちゃうかなーーー。私のおばか。
キャストさんのターンを見る度に「素敵!!!美しい!!!」とうっとりしたけど、その美しいターンを見ておきながら「今江くんのターンが観たい!!」とうずうずして結果帰宅早々にドリキャ間奏をひたすらリピートしてました。

 
とにもかくにもANOTHERの詳細早く知りたいなー(・・)
funkyちゃんたちのお名前がちゃんとありますように。たくさんたくさんみんなの演技が見られますように!!!!
 
直近の観劇予定は寝盗られ宗介(愛知)なので、これはミュージカルではないし外部舞台だけど、「舞台が見られる」ということで、とてもとても楽しみです。
 
 
 要するにこれだけだらだら語っておいて結局何が言いたかったかというと、ジャニヲタこじらせすぎると厄介だぞ★ということでした。ちゃんちゃん。
 
 
 
 
 
 
 
ところで論点がずれるけど、某グループのツアーに対して、ネタバレをそこまで強く否定する必要なんてないんじゃない?と思いました。予め何が起こるか分かった状態で(コンサでも舞台でも)臨むことによって得られる面白さもあると思うし、ましてや1回2回しかその公演に入れない人からしたら、1公演1公演神経集中させて見なきゃいけないし、観るところも厳選したいだろうし。畑も品種も違えど、私は今回オペラ座の怪人、ちゃんと話の概要だけでも把握した上で観に行ったほうがよかったな・・・と猛烈に後悔しているので、こっちについても演者がお客の見方楽しみ方に干渉しすぎるのはよくないと思いましたとさ。
 

*1:次回作リトルマーメイドから名駅笹島寄りの「名古屋四季劇場」での公演が始まるとのこと

*2:ググればすぐ出てくるんだろうけどそこまで気が向かず

*3:プロに対して失礼な言い方かもしれないけど