secret合図~ひみつのあいず~
昨日の日経新聞に
「担当カラー」に関する記事があった。
この記事は「担当カラーを身に纏うことで一種のアイデンティティが確立される」とかそれに伴い「”色違い商品”が売れている」といった内容であった。
こういった話が記事になるのか・・・・*1と驚いたが、それ以上に驚いたのが”担当”(推し)という言葉が新聞で(しかも天下の日経様)でしれっと使われていたことであった。
近年のアイドルブーム・急速なジャニヲタの増殖により”担当”をはじめとしたTHE★オタク用語(という悪しき風習)が少しずつ市民権を得てきたよう感じてはいたものの、新聞紙面でこの言葉を目にする日が来るとは思っていなかったため変に動揺してしまった。
オタク用語のことを考えたとき、高校時代に流行した”隠語”のことを思い出した。
高校時代、私の高校は妙にマセた子や達観した者が多く、今で言うスクールカーストが色濃い世界であった。故にそんな空間でジャニヲタであることがバレたら迫害されるような気がして、学年で数えるほどいたジャニヲタの友人と隠語を用いて学校内でのおたく会話を楽しんでいた
同様に、クラスの男子にアダ名をつけて、女の子の仲間うちで隠語トークを楽しんでいた節もある。
おたくトーーク!にせよ、クラスの男子トーーク!にせよ”バレてはいけない”という危機感を背負いながら、仲間内で決めたワードを駆使してバレるかバレないかギリギリのところで会話を繰り広げるのはとても楽しかった。
それはいわば
ぐるぐる包まれた
プライバシー
何を話してるのか?
教えないよ
のような世界だった。
オタク外秘~おたく用語~
ところで昨日(6/5)放送の「まいどジャ~ニィ!」内で
ほんの少し議場が盛り上がった話題があった。
大西流星ちゃんが「××くん*3から(流星ちゃんに)担降りしました。」というファンレをもらったことがある、といった話であった。
私はそもそも「担降り」したとかそういった話をわざわざタレントさんに話すこと自体ナンセンスだと考えている為(みんなファンレにそういうこと書いてるんだ・・・・)と驚いた。
それ以上に”担降り”という言葉がタレントさんたちの間で共通認識になっていたことにビックリした。*4
数年前関じゅ担だった頃から度々タレントさんからおたく用語が出てくる場面に立ち会ったことがあったが、私は当時から「誰だよ(タレントさんに)変な知恵吹き込んだ奴www」と都度思っていた側の人間だった。
タレントさんがおたくの用語を使う度にファンは異常な盛り上がりを見せていた。そういった発言が話題になることも多かった。でも私にはそれがどうしても「1軍男子が2・3軍女子の楽しみに土足で踏み込んできて畑を荒らされた」よう思えてしまって、
あまり良い気はしなかった。し、私たちのおたくの秘密の花園が”秘密”ではなくなっているような気がしてあまり良い気はしなかった。
ズバっというと要するに「自分たちで蒔いた種で(タレントさん側に)小バカにされている」といった感覚である。
「終わったらTwitter書くんやろwwww」とかね。
”担当”という言葉を遣うこともなんとなく憚られて*5”○○くんのファン”と名乗るようにしている。
※「担当」という言葉自体、おたく用語ヒエラルキーの最上位にある為(私調べ)この単語を使うことはそこまで問題ないような気もするし、なんなら伊野尾くんがJW期間中のじゃんぺで「僕は吉良様*6担です!」みたいな話もしていたので完全に市民権を得ているよう思えるが、私は極力使いたくない。
この調子だと、タレントさんの耳にもファンレ経由で「積む」とか「買う」といった類の”オタクの悪しき風習”話も伝わってるんだろうな・・・と推測出来てしまうから余計もやもやする。
それこそタレントさん自身がちょっと調べればこういった用語や文化は簡単にご本人に伝わってしまうだろうから、結果は変わらないことなのだろうが。
今となっては手遅れだとは思うが
できればおたく独自の言葉や文化はおたくの秘密の花園内だけで異様に盛り上がって、
決しておたくの世界の外に流出することなく、
対タレントさんとの間では公式な*7正当な言葉でやりとりができたら良いのにな・・・・と、良い年したばばあは考えたのでありました。
以上、オーヴァ(さようなら)
それにしても担降り~の件でお目目ぎゅーーーーってつぶって声出さないようにこらえながら爆笑してる今江くんは死ぬほどかわいかった!!!!!