好きだから、ラブ・ハヤウリ?
古株新規問題、積めないカスヲタ問題、DD問題、近くの他担より遠くの自担問題・・・・・と長年ジャニヲタ界隈には様々なしょうもない問題が沸いては消え・沸いては消え・・・を繰り返している。
SNSの急速な普及により、話題に上る頻度が急増し、近年様々な意見が飛び交う話題がある。
それが「早売り(RT)」問題である。
説明しよう!【早売り】とは・・・・
雑誌や単行本、CDなどの商品が正式な発売日よりも早く発売されること。またはその早売りされた商品自体を指す。
早売りを手に入れることをフライング・ゲット、略してフラゲと呼ぶ。
定期購読や「早売り」(ときに別ルート)で商品を手に入れたファンが紙面をスキャン・撮影し、SNS上にアップする。それを見つけた他社がRTだの「拾い画」なとど銘打って拡散させ、発売日前に多くのファンに画像なりテキストなりが行きわたってしまうという現象が当たり前のように起きている。
私は長いことJUMP畑で育ってきた人間故、”早売り被弾”に変な耐性がついてしまい、基本的には反対の立場を取っていながらも感覚が麻痺して、いつしかなんの感情も抱かなくなってしまっていた。
JUMP担時代、露出の多さについていけなくなってしまい、ある時を境に雑誌を買わなくなってしまった。
自ら情報を求めることはなくなったものの、流れてくるツイートでだいたいの掲載内容は把握できてしまったので、早売り被弾も気づけば私にとって"ラッキースケベ"のようなものと化していた。
最近関ジュ畑に異動し、以前の担当さんに比べ”メディアの露出”が極端に少なくなった今、月1冊の”雑誌”掲載がとても貴重で有難いものに感じられるようになった。今はそのたかだか2ページの”露出”がとてもとても嬉しくて、毎月頭、ジャニーズnetの雑誌掲載情報欄に「今江大地」という4文字を見つけるが否やオムニ7で該当誌を注文し、堪能するようになった。
アンケートページにこれでもかというくらい「今江大地」「Funky8」と書いて、投函する・・・というのが私の毎月の責務と化している。
今月も有難いことにP誌様に我らがFunky8の記事が掲載されることを知り、オムニ7でポチり今日無事に会社近くのセブンイレブンで受取ってきた。
本来ならば雑誌を読んだ感想をTwitterなりはてブなりに書き綴りたいところだが、今月もやはりそんな気にはなれなかった。
そう、また今月も早売りに被弾してしまったのである。
いつも被弾しないようリムブロミュート等対策を取っているのであるが、その甲斐もなくRTに被弾してしまった。
出来ることならば最初に誌面であの8人のとびっきりの笑顔を見たかった。
誰かの感想入りのツイートありきではなくて、まずは自分の目で見て感動したかった。
このやるせない気持ちをどうしたらいいものかと思っていた矢先、私の想いを余すところなく拾い上げ代弁してくださった素敵なエントリに出会ったのでこちらで紹介させて頂きます。
○早売り(掲載・RT)に関するあれやこれや
まず、そもそもなぜ早売りが流れてしまうのだろうか。
早売りを流す動機として
・一刻も早く、感動を誰かと共有したい
・「こんなに素敵な記事が載っているんだ」ということを皆に知ってほしい(という親切ぶったRT稼ぎ)
・禁止と分かっているもののこれといって厳密なルールや罰則が決められていない為。
(過去に見せしめとなるような事案もなかった。)
・公式さんからのアナウンスはあるものの毎度毎度コピペ文書の為、「また言ってるわー」程度にしか思えない為(公式さんも半ば諦めモード?)
最近、雑誌に掲載されている写真および文章を、写真撮影やスキャン等を行ない、許諾なくツイッターで公開する行為が目立っております。これらの行為は著作権、肖像権等を侵害するものであり、場合によっては刑事罰が科され、あるいは損害賠償を請求される可能性があります。くれぐれもご注意ください。
— POTATO編集部 (@potato_magazine) 2016年6月6日
・みんな掲載・RTしているから
といった事情があるのではないだろうか。
実際に(今回は早売りに絞って話を進めようと思うが)早売り(RT・掲載)によってどんなことが起きるのであろうか。
POTATO編集部殿のツイートにある著作権・肖像権という大前提の問題はもちろんのこと、特に発売日前に情報が拡散されることに、消費者の「購買意欲の低下」問題が各方面から指摘されている。
先に述べた"ラッキースケベ"の結果、購入を決めた雑誌も時にはあった。だがだいたいは逆にちょっと流れてきた情報で満足してしまい「わざわざお金出さなくてもいいや」という感情で買わなかったことのほうが圧倒的に多かった。
近年、雑誌の売り上げ額は急激に下落している。先日の新聞発表によると、雑誌の売り上げが単行本の売り上げを下回るようになったともいわれている。
上質な写真・テキストで我々に数々の感動を与えてくれた「オリスタ」、たくさんの購買機会を与えてくれた「TVぴあ」の休刊・廃刊は記憶に新しい。
大きな視点で見たら、この早売り文化による影響はほんの小さなものかもしれない。
だが、私のようにうっかり情報に被弾してしまったがために購入を見送った・・・という経験をしたことがある人はたくさんいるだろう。
そんな中、東洋経済で興味深い記事を見つけた。
ゲス不倫騒動・裕翔くん泥酔騒動(みたまひょっとこ事変)、SMAPの乱・・・等のスッパ抜きで最近異様な存在感を見せるセンスプでおなじみ「週刊文春」*1
記事によると
・これまでは、記事・動画の使用料は取っていなかった(文春の名前を出せば宣伝代わりとして扱える)が今年から使用料を取るようにした。
・それはテレビでお腹いっぱいになって、雑誌買わなくていいや、という人も出てくるであろうから。(無料で記事を提供した結果、売上が下がってしまっては本末転倒)
・記事が知られて拡散していくことがメリットだという部分と、番組を見て満足してしまって売り上げに繋がらないというデメリットがあると。
・文春がコンテンツメーカーで、ワイドショーがプラットホーム。文春のコンテンツを中心に番組を作っているのであればお金を頂くべきだ。
ということだった。
この記事を読んで、Twitterと雑誌との関係性に似ているなあと思った。
似てはいるが、どこか似ているような気もするし、本質的に違うような・・・。
結局のところ、これまで文春が記事使用料を取っていなかったのは「テレビで取り上げられることによる宣伝効果に期待ができたから」であって、記事使用料と宣伝効果が"等価交換"できるという理解があったからであろう。
しかし、一般人のTwitterによる早売りのあれやこれやは許可も取っていなければ頼まれてもいないことである。(ましてや公式がダメだと言っていることだし)
誰かがよかれと思って行った行為が大本にダメージを与えているとあらば本末転倒だ。
今後のジャニヲタ×雑誌文化に望むこと
また今回も長々ととりとめのないことを書いてしまったが、要するに
月に1冊の数少ない露出、早々にネタバレくらってとっても悲しかったです!ということが言いたい。
先に挙げた著作権とか肖像権の話を掘り下げると私自身もそういった画像をツイートしているので「どの面下げて」と言われても反論出来ないのだが・・・・
だからせめてこれだけは言いたい。
具体的な内容や画像をツイートするのはせめて発売日になってからにしませんか????
早く手に入れた方の苦労を無下にするつもりはないので。そういった方々には持ち前の素晴らしい表現力を盾に、記事の本質に触れるか触れないかギリギリのところでまだ手にしていない人の購買意欲をそそるような宣伝をしてもらえたらいいのかなと。
たかだか雑誌云々の世界でしかないけれど「最大多数の最大幸福」に近づけるんじゃないかなと思います。
画像の取り扱いについては、こんだけ偉そうに話した身なので私も気を付けます( ;;)
最後に一言。
「FUNKY8でシェアハウス」という素晴らしい企画を用意してくださったPOTATO編集部様!!!誠に誠にありがとうございました!!!!
ダンケシェーーーーーーーーン!!!!
とりあえず、今月の責務は1つ果たせたぜ